変わりゆく世に面白く

中小企業診断士。ウエスト・アイ・ランドコンサルティング代表。会社員としてネットショップ支援業務に19年間従事の後山口県萩市へ移住。 地域おこし協力隊として従事しつつ独立。スモールビジネスとは何かを自ら実践しながら追求する。

カテゴリ: 企業応援

PXL_20231029_032530331

1年前に空き家バンクで見つけた古民家に住み始めた。家だけでなく猫の額ほどの庭があり柿の木が生えている。どうも今年は表年だったらしくとんでもない量の柿が取れた。幸い全部甘柿なので食べればおいしく、近所にもおすそ分けして回っていた。

しかし、それでも捌ききれないほどで冷蔵庫は柿の山。それどころか柿をおすそ分けしたのに、お返しにまた別の柿が返ってくる始末。どうも周辺一帯表年のようだ。。それでも今年はクマ出没のニュース(実際すぐ500mほどのところでも目撃情報が出ている。)もあり、食料を与えない意味でもすべて刈り取った。

で、結局余った柿はメルカリに出品することにした。一応、どのくらいの値段で出ているか調べてみたところこれが結構たくさん出品されている。原価はタダ同然なので送料だけ賄えればという価格で出品したところ24時間経たないうちに売れてしまった。配送中に熟れすぎてしまうことも心配したが、どうやらそれもなかったようで高評価もつけていただいた。

このあたりの人に聞くと、柿は自分で買うことはほとんどなく、おすそ分けなどでもらうことが多いそうだ。しかし、思い返してみれば私が柿好きなこともあって、東京や大阪にいたときは1つ100円程度でもスーパーでよく買っていた。今回出品したのは計算すると1個60円程度になるので結構お買い得だったのだろう。

こう考えると地方ではタダで手に入って当たり前のものが、都市部では商売になったりする。地方が生きる道はそれを探しだすことにあるといえるだろう。

ひらそ

お隣さんからヒラソ(ヒラマサ)をまるまる一匹いただいた。魚市場のイベントでつかみ取りをしてきたものだそう。さっきまで泳いでいた魚なので当然に新鮮である。せっかくなので刺身でいただくことに、と言いたいとこだったが皮剥ぎに悪戦苦闘して結局タタキのようになってしまった。

見た目はどうあれ美味しかったことに変わりはなかった。地方に住んでいるとこうした農水産物をいただくことがよくある。釣ってきたイカ、出荷しきれなかったきゅうりにみかん。どれも取れたてのものばかりなので不味いはずがない。

おすそ分けだけでなく、スーパーなんかに行ってもほぼタダといってもいいほどの破格の値段で売っていたりする。これをもっと都会の人にも買ってもらえればなんて考えるのだが、それがそう簡単でない。遠くに輸送すれば当然、新鮮さが失われるし輸送費もかかるから、価格も高くなってしまう。

大都市の市場の場合美味しさだけではなく、安定した供給量や、形のばらつきのなさなどが求められる。これらが安定しないと飲食店や小売店側では日々値付けのコストがかかって儲からないからだ。

つくづく一次産業で稼ぐというのがいかに難しいかを感じてしまう。美味しいものをもっと多くの人に食べてもらいたい、その思いはそう簡単には伝えられない。

いまのところこの田舎の特権を感じてもらうには住んでもらうしかないのだろうか。

Photo_23-10-08-14-19-31.538

山口でもバスケットボールが開幕した。ワールドカップやアジア大会の試合がテレビで中継されるようになって興味を持った人もバスケットボールに興味を持った人も多いのではないかと思う。私もそんな一人でふらっと行ってみた。

山口のチームはパッツファイブというB3リーグに属するチーム。ワールドカップでも活躍した河村勇輝選手(山口出身らしい)がプレーするB1リーグのように有名な選手はいないが、侮るなかれ。チアリーダやセレモニーなどの演出はJリーグなどとも引けをとらないように感じた。

なにより30秒もたたないうちに攻守が入れ替わり、点数もどんどん入るのがテンポよくて見ていて飽きなかった。女性ファンも多くて、推しの選手のうちわを持って応援する様はアイドルのコンサートのようでもあった。

バスケットボール人気が高まってきているのは、オリンピックやワールドカップで日本代表チームが健闘していることだけではなくて、こうしたカジュアルさが受けているように感じた。エンターテイメントにタイムパフォーマンスが求められる昨今、1時間半くらいで試合が終了して何度も得点シーンが見られることもよい。週末2日連続の開催で雨で中止ということもなく観戦の予定が立てやすい。

興行としても、野球やサッカーが大きなスタジアムを必要とするのにくらべ、2~3,000人のアリーナでも実施可能なので、地方都市をホームにしても成立する。今後いろいろな地域で広がっていくプロスポーツになる可能性を感じた。

Photo_23-09-24-18-06-34.487
私が大学時代に一人暮らしを始めて、兄からもらった目覚まし時計をいまだに使っている。かなり年季が入っているがこれがきちんと動く。ただの目覚まし時計ではなくラジオがついており、朝の番組を聴きながら目覚めることができる。

いつも聴いているのはJ-wave。いや、正確に言うとFM萩というコミュニティFMがJ-waveの番組を流しているのだ。早朝や夕方以降・日祝日は出勤しているパーソナリティもいない、というか実質オリジナル番組をやっているのは平日昼間だけなのでほとんどの時間J-waveを流しているといっても過言ではない。

実は、私もこのコミュニティFMに出演したことがある。地域おこし協力隊が月1回昼の番組に出演するコーナーがあり、それで2~3回出演して活動内容を話したことがある。と、言っても聴いている人がいるかどうかも分からなく、反響をもらうこともなかった。

とはいえ、協力隊のみならず街の人達が気軽に主演できるのがコミュニティFMの面白さだ。自分の音楽の趣味を番組にしたり、地域での活動内容を発表したり。

聴かれているかどうかは大きな問題ではない。マイクの前でしゃべることによって自分の思いや考え方を改めてまとめることができ、自らに誇りを持つことができる。それこそがコミュニティFMの存在価値なのではないかと思う。

実は私も同じような思いをもって「萩みかん塾」という勉強会を定期的に開いている。地元で面白いことをしている人を招いてお話をしてもらっている。みかん塾というのは、萩が夏みかんの産地であることと、「未完熟でもいい」という思いをつけて名付けた。完熟した活動でなくても、ここで話をすることでさらに一歩前に進んでもらえたらいいなという思いで続けている。

次回のゲストは、FM萩で私が出演した時にパーソナリティを務められていた下田 洋香(ひろっく)ささんを逆にゲストに迎える。この春にFM萩を卒業され、新しい事業を始められるそうだ。それもFMの番組に出演された方の影響を受けて始められるというから面白い。そのあたりも根ほり葉ほり聞き出したいなと考えている。

開催は9/26(火)18:30~@萩明倫学舎にて。オンラインもあるので興味ある方はぜひご参加ください!

萩みかん塾2023 第6回「萩を"女性が活躍する街"にするために決意したこと」
<ゲスト>
株式会社4ピース・コミュニケーションズ 取締役社長/更年期ケア・フェミニンケアスペシャリスト
元FM萩パーソナリティ 下田 洋香(ひろっく)さん
<日時>
2023年9月26日(火)18:30~
<場所>
萩明倫学舎本館2F展示映像室(アクセス
※現地参加の方は、有志で終了後食事会を開きます。
<オンライン>
peatixより申し込み
https://hmj2023-06.peatix.com/
<参加費>
現地参加:¥1,000-
オンライン:¥500-

萩みかん塾公式HP
https://hmj-official.studio.site/
Facebookページ
https://www.facebook.com/events/226544493710735


Photo_23-09-24-15-10-45.785

先日大阪へ行ったときのこと。コンビニ店内に「ここからセルフで返品・発送」との立て看板が。萩のコンビニでもメルカリ専用の発送バッグとかが売られていて、時代が変わったものだななんて思っていたけれど、ついに専用の発送ボックス(設定画面付き)ができたようだ。

実は私もメルカリは使ったことがある。移住する前に荷物を減らさなければならなく、不用品をいくつか出店していた。いくつかは処分できたのだけど、送料が出品者負担になっていることに気づかずに、萩からの発送料がバカ高く売れば売るほど損する結果になってしまったのでやめてしまった。

その後、事業者向けのメルカリshopsというサービスも始まり、いよいよ一億総ECショップという時代を迎えようとしている。

それならばということで、私も改めてメルカリshopsで出品してみることにした。
https://mercari-shops.com/shops/kbgdxSEnyzZqCcc7bz9KFf

山口や萩で見つけた加工食品を中心に出品していこうかと考えている。

とはいえ、送料の問題は依然残っていて、ちょっと割高になっていることは否めない。これでも利益はほとんど残らないのでご容赦いただきたい。

場所や時間を選ばないのがECショップのはずなのだが、物が動く距離を考えるとやっぱり大消費地に近い方が有利になってしまうのだろうか。

とりあえず出品してどんな結果になるのか、しばらく様子を見てみたいと思う。

↑このページのトップヘ