変わりゆく世に面白く

中小企業診断士。ウエスト・アイ・ランドコンサルティング代表。会社員としてネットショップ支援業務に19年間従事の後山口県萩市へ移住。 地域おこし協力隊として従事しつつ独立。スモールビジネスとは何かを自ら実践しながら追求する。

カテゴリ: 地域共生

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山口でもバスケットボールが開幕した。ワールドカップやアジア大会の試合がテレビで中継されるようになって興味を持った人もバスケットボールに興味を持った人も多いのではないかと思う。私もそんな一人でふらっと行ってみた。

山口のチームはパッツファイブというB3リーグに属するチーム。ワールドカップでも活躍した河村勇輝選手(山口出身らしい)がプレーするB1リーグのように有名な選手はいないが、侮るなかれ。チアリーダやセレモニーなどの演出はJリーグなどとも引けをとらないように感じた。

なにより30秒もたたないうちに攻守が入れ替わり、点数もどんどん入るのがテンポよくて見ていて飽きなかった。女性ファンも多くて、推しの選手のうちわを持って応援する様はアイドルのコンサートのようでもあった。

バスケットボール人気が高まってきているのは、オリンピックやワールドカップで日本代表チームが健闘していることだけではなくて、こうしたカジュアルさが受けているように感じた。エンターテイメントにタイムパフォーマンスが求められる昨今、1時間半くらいで試合が終了して何度も得点シーンが見られることもよい。週末2日連続の開催で雨で中止ということもなく観戦の予定が立てやすい。

興行としても、野球やサッカーが大きなスタジアムを必要とするのにくらべ、2~3,000人のアリーナでも実施可能なので、地方都市をホームにしても成立する。今後いろいろな地域で広がっていくプロスポーツになる可能性を感じた。

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私が大学時代に一人暮らしを始めて、兄からもらった目覚まし時計をいまだに使っている。かなり年季が入っているがこれがきちんと動く。ただの目覚まし時計ではなくラジオがついており、朝の番組を聴きながら目覚めることができる。

いつも聴いているのはJ-wave。いや、正確に言うとFM萩というコミュニティFMがJ-waveの番組を流しているのだ。早朝や夕方以降・日祝日は出勤しているパーソナリティもいない、というか実質オリジナル番組をやっているのは平日昼間だけなのでほとんどの時間J-waveを流しているといっても過言ではない。

実は、私もこのコミュニティFMに出演したことがある。地域おこし協力隊が月1回昼の番組に出演するコーナーがあり、それで2~3回出演して活動内容を話したことがある。と、言っても聴いている人がいるかどうかも分からなく、反響をもらうこともなかった。

とはいえ、協力隊のみならず街の人達が気軽に主演できるのがコミュニティFMの面白さだ。自分の音楽の趣味を番組にしたり、地域での活動内容を発表したり。

聴かれているかどうかは大きな問題ではない。マイクの前でしゃべることによって自分の思いや考え方を改めてまとめることができ、自らに誇りを持つことができる。それこそがコミュニティFMの存在価値なのではないかと思う。

実は私も同じような思いをもって「萩みかん塾」という勉強会を定期的に開いている。地元で面白いことをしている人を招いてお話をしてもらっている。みかん塾というのは、萩が夏みかんの産地であることと、「未完熟でもいい」という思いをつけて名付けた。完熟した活動でなくても、ここで話をすることでさらに一歩前に進んでもらえたらいいなという思いで続けている。

次回のゲストは、FM萩で私が出演した時にパーソナリティを務められていた下田 洋香(ひろっく)ささんを逆にゲストに迎える。この春にFM萩を卒業され、新しい事業を始められるそうだ。それもFMの番組に出演された方の影響を受けて始められるというから面白い。そのあたりも根ほり葉ほり聞き出したいなと考えている。

開催は9/26(火)18:30~@萩明倫学舎にて。オンラインもあるので興味ある方はぜひご参加ください!

萩みかん塾2023 第6回「萩を"女性が活躍する街"にするために決意したこと」
<ゲスト>
株式会社4ピース・コミュニケーションズ 取締役社長/更年期ケア・フェミニンケアスペシャリスト
元FM萩パーソナリティ 下田 洋香(ひろっく)さん
<日時>
2023年9月26日(火)18:30~
<場所>
萩明倫学舎本館2F展示映像室(アクセス
※現地参加の方は、有志で終了後食事会を開きます。
<オンライン>
peatixより申し込み
https://hmj2023-06.peatix.com/
<参加費>
現地参加:¥1,000-
オンライン:¥500-

萩みかん塾公式HP
https://hmj-official.studio.site/
Facebookページ
https://www.facebook.com/events/226544493710735


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先日大阪へ行ったときのこと。コンビニ店内に「ここからセルフで返品・発送」との立て看板が。萩のコンビニでもメルカリ専用の発送バッグとかが売られていて、時代が変わったものだななんて思っていたけれど、ついに専用の発送ボックス(設定画面付き)ができたようだ。

実は私もメルカリは使ったことがある。移住する前に荷物を減らさなければならなく、不用品をいくつか出店していた。いくつかは処分できたのだけど、送料が出品者負担になっていることに気づかずに、萩からの発送料がバカ高く売れば売るほど損する結果になってしまったのでやめてしまった。

その後、事業者向けのメルカリshopsというサービスも始まり、いよいよ一億総ECショップという時代を迎えようとしている。

それならばということで、私も改めてメルカリshopsで出品してみることにした。
https://mercari-shops.com/shops/kbgdxSEnyzZqCcc7bz9KFf

山口や萩で見つけた加工食品を中心に出品していこうかと考えている。

とはいえ、送料の問題は依然残っていて、ちょっと割高になっていることは否めない。これでも利益はほとんど残らないのでご容赦いただきたい。

場所や時間を選ばないのがECショップのはずなのだが、物が動く距離を考えるとやっぱり大消費地に近い方が有利になってしまうのだろうか。

とりあえず出品してどんな結果になるのか、しばらく様子を見てみたいと思う。

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先日、中国地方最大級といわれる音楽フェス「WILD BUNCH FEST.」に行ってきた。今年は3日間天気にも恵まれ、大トリにYOASOBIが来るとあって大いに盛り上がったようである。YOASOBI以外も一度は耳にしたことのある錚々たるアーティストばかりでとても満足だった。

このイベント、1日あたりの来場者数はおよそ2万人~3万人といわれている。山口県にはプロ野球チームもないし、全国から人が集まるような祭りもそうそうないので、この人出はかなりのものであり、経済効果も期待できる。

フードコーナーでは多くの出店があり、どの店も行列ができていた。一角には瓦そばなど山口県内グルメを販売する店もあった。

が、である。あろうことか山口グルメの店は最終日の昼過ぎには軒並み売り切れになっていたのである。これから夜にかけてYOASOBIをめがけて多くの人が来場するのは目に見えているのに。これは大きな機会損失であり、せっかく遠くから来た来場者に山口グルメを紹介できないのも勿体ない話だ。

だが、考えてみると仕方がない面もある。通常営業ではそれほどの客数が見込めないことから、食材もあまり多く仕入れられないしバイトも急には集まらない。当然、天候不良のリスクもある。だからあまり大きな勝負に出られないのである。

これだけ大きなイベントでも、結局のところ普段から大きな売り上げをあげている体力のある業者の方が有利になるのである。地方では大小問わずよくイベントが開催され地元の事業者が参加しているが、結局のところビジネスとして成功するには、普段から売上を確保する努力が欠かせないのだ。

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高校の部活の同期会があり帰省している。同期会を開くのは10年以上ぶりのような気がする。それまで同期メンバーとは年賀状のやり取りなどで連絡を取り合っていたので、3年に一度くらいはやっていたのだが、年賀状が面倒になってきたのと私が引っ越しを繰り返したので連絡が取れない人が増えてしまいそれ以来、招集をかけることもなくなっていた。

いや、本当はみんな結婚して子どもができ、何となく私だけ取り残された感があって、意図的に疎遠にしていたというのが本音かもしれない。

そんな屈折した思いを抱きながら、ふとしたきっかけで「久しぶりに集まりたいね」とこぼしたら、メンバーの一人が動いてくれて、卒業時に在籍してた半分以上のメンバーが集まった。会は思い出話に花が開き、結局来たメンバーのほとんどが店の閉店時間まで残って語り合った。

なんだかんだ言って、青春時代の思い出というのはいくつになっても強い印象に残っていて、その時のメンバーとは強い絆で結ばれているのだと気づかされた夜だった。切っても切れない縁というのはこのことである。

さて、メンバーの一人は小学校時代から同じ学校に通っていて、小学校時代の同級生の近況も聞かされた。とても懐かしい名前を聞いて感傷に浸るとともに、首都圏にあって東京にも通いやすいという事情はあれ、みんな意外と地元に住み続けているのだなぁと感心してしまった。

実のことを言うと、私は両親自体が関西から移り住んできていて、家でも関西弁が飛び交う環境にいたからか、横浜の実家に対してそんなに深い思い入れはない。確かに生まれた場所だし、幼馴染も多いのだが、子どものころから何となく生活感のリズムが違うような感覚も持っていたし、強い地元意識がないのだ。だからホイホイといろんなところに移り住む生き方をしてきたのだと思う。

けれど考えてみると、もともとそこに住んでいた人には、親の代、祖父母の代から地元に住む人々と人間関係を築いてきたのであって、それこそ切っても切れない縁でつながっているのである。

私はこれまで地元愛というものについて、なぜそこまで深く強い意識を持つのか理解できていないところがあったが、今回の同期会を経て少し理解できた気がする。

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