萩に来て一番の喜びは食べ物が美味しいこと。とくに魚介類は何を食べても新鮮でなおかつ安く、以前よりも魚を食べる機会が断然増えました。自分の料理がうまくなったと錯覚するくらいです。
萩市でも、魚介類をブランド化しようと力を入れているところです。しかし、東京や大阪の人に聞くと萩と言えば萩焼とか、明治維新の歴史とかいう答えが返ってきて、魚のイメージはまだまだ浸透していないというのが実情です。
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それもある意味仕方なく、なぜなら萩の魚は鮮魚が中心で東京や大阪に鮮度を保ったまま輸送することが困難だからです。商品が出回らないのですからブランド化できないのも無理はありません。
しかし、山口県内では「萩=新鮮な魚」という認識は広がっているようです。写真は徳山駅(周南市)近辺の商店街で見つけた鮮魚店。萩名物の一つである剣先イカの幟が立っていました。いけすには生きたイカが泳いでいて新鮮さが伝わってきます。
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ブランド戦略は、製品が目の前にありそのメッセージが伝わる範囲で行わなければ意味がありません。いわゆるマーケティングの4Pすなわちproduct(製品)、place(販路)、promotion(販促)、price(価格)すべてが届く範囲で行う。これが原理原則であると言えます。
2021年2月15日(月) 瀬戸内側の街で萩のイカに出会う
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