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以前、お弁当の宅配を手伝ったときになかなか一般家庭からの需要がないという事を書きました。しかし、最近とあるピザ店で聞いた話だと、注文のほとんどがテイクアウトなのだそうです。ピザという商品の特性もあるのかもしれませんが、コロナの第3波の影響なのか他の店でも店内飲食が減ってきているという事で、ちょっと事情が変わってきたのかもしれません。

しかし萩にはショッピングセンターの中にピザーラもあるのですが実はこちらも宅配は行っておらず、すべて店頭での手渡しになっています。連日のように行列ができているので需要がないわけではないようです。

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思うに、結局のところ宅配の人員が雇えるかどうかにかかっていると考えられます。
ひとつはテイクアウトの需要はあるというものの宅配の人件費を賄えるほど売上が確保できないという事が考えられます。地方で人口が少ないので市場が小さいという事です。

もう一つは、そもそも宅配ができるような人がいないという問題。バイクでの宅配となると運転を伴うのでどうしても若い人の方が向いています。ところが地方では高校を卒業すると都市部に行ってしまう人が多く、学生アルバイトを募集しても集まりません。シンプルに人手不足という事です。

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宅配のないピザーラが存在することが衝撃的でしたが、改めて便利な生活というのは都市化が進んでいるからなしえるという事に気づかされます。

2021年2月7日 「持ち帰り」ピザを味わいながら