SDGs

先日、大阪へ出向いたのはSDGsのセミナーを受講するためでした。SDGsという言葉はよく耳にしますが正直、どこか単に慈善事業の旗印のような印象を持っていました。今回のセミナーを受講する前までは。

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セミナーは「2030 SDGs」というカードゲームを使って行われました。これは簡単に言うと配られたカードに書かれたミッションを時間内にクリアできるかを競うゲームです。なのでどうすれば最短で自らのミッションをクリアできるか、みな必死で考えてプレイします。

ところがです。プレイの途中に、このゲームの目標は個々のミッションをクリアするのでは足らず、プレイヤー全員をとりまく「場」の環境や社会をよりよいものにするこそが本当の目標であることが明かされます。

その時点で、我々の「場」の環境は破壊され、社会情勢も壊滅状態でした。その後、プレイヤーみんなの意識が変わり、ゲーム終了時にはなんとか環境や社会のポイントを取り戻しましたが、現実社会を実にうまく映し出しているようで戦慄を覚えました。

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さて、現実世界のSDGsの取り組みでは17の大きな目標が掲げられており、写真のようなカラフルなアイコンを見かける機会も多くなってきました。ただ、この17の目標はお題目に過ぎず、その下に掲げられるさらに細かな169のターゲット(数値目標)が大事であるとされています。

それぞれの国にはこの169のターゲットを達成することが求められています。そして近い将来、企業活動においてもこれらの数値目標に貢献する事業でなければ投資や取引の対象から除外されるだろうと予想されています。これは中小企業においても同じです。

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とはいえ、国から企業に対して数値目標が割り振られてその達成が求められるというわけではありません。すなわち、自らどのターゲットにどれだけ貢献するかをコミットする形をとるわけです。

こう書いてしまうとやはり単に慈善事業の旗印のように思われがちですが、前述のゲームのように、取り組まなければ我々の生きる環境が破壊されてしまう「いまそこにある危機」が横たわっているという点が大きく違うところです。

SDGsは、誰かに言われるからやるのでもなく、個々が問題にどう取り組むか考えて行動することが求められる「ボトムアップ」の仕組みです。すなわちそれで行動の自由が束縛されるというものでもないし、かといって誰も傍観者でいることはできないのが大きな特徴です。


カードゲーム 「2030 SDGs」
https://imacocollabo.or.jp/games/2030sdgs/