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最近は訪日観光客によるインバウンド需要が高まっています。欧米諸国や中国、台湾、韓国など近隣諸国だけでなく、東南アジア、中東などイスラム圏からとみられる観光客も見かけるようになりました。スカイツリーの近所には、イスラム教の戒律に従った「ハラール」に沿った食事を提供するカフェも営業をしています。

中東諸国のひとつUAE(アラブ首長国連邦)では、イスラム教の雰囲気が濃く他のエンターテイメントへの制約が強く、ショッピングが一つのエンターテイメントとなっているそうです。そのうえ、他の湾岸諸国よりもインターネットやスマホの普及率が高く、オンラインショッピングの成長が著しい国のひとつとなっています。

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越境ECに強い決済システムを提供するペイパルが調査したアンケートによると、中東地域の回答者の70%が越境ECで買い物をしたことがあると答え、国外から多くのものをオンラインショッピングで買っていることが窺えます。

中国メディア雨果網によると、中東のEC市場規模は2017年3月時点の70億ドルから2018年に180億ドルまで成長すると予想されています。

ただし、ジェトロ・ドバイ事務所が2017年にUAE国内のECサイトに確認したところ、日本を含む海外からの出品が可能と回答したのは数社のみで、出品をするにはUAE国内に代理店が必要になるなど中東への越境ECを実施するには課題も多いのが現実のようです。

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次の2022年ワールドカップカタール大会は、初の中東での開催。2020年の東京オリンピックを機に来日する中東諸国の方々に丁寧なおもてなしをすれば、4年後には日本の商品をECで売り込むチャンスが来るかもしれません。その時を迎えるまでに情報収集は行っていきたいと思います。

WWDジャパン 8月11日(土)付より
https://www.wwdjapan.com/668789