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かつて、プロ野球といえばテレビで観戦するものでした。しかし、最近は巨人戦ですら放送をしなくなり見る機会がすっかり減ってしまいました。とはいえ、時々やる中継で満員になったスタジアムを見ると決して野球人気が衰えたというわけではなさそうです。

横浜スタジアムもかつては巨人戦以外でなかなか満員になることはなかったのですが、いまやヤクルト戦ですらベイスターズを応援するファンで青一色に染まります。球団はこうした来場者をもてなすべく「クラブベイスターズ」という組織を立ち上げ、周辺の店舗も巻き込んで応援ムードを一層盛り上げようとしています。

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その一環として、公募により採用がきまった品川区のベンチャー企業ギフティの「Welcome Stamp」という機能を利用して、ベイスターズ独自の電子通貨を発行し、クラブベイスターズの店舗で利用できるようにすることとなりました。

この「Welcome Stamp」はユーザ自身が使用する金額を決めてスマホに入力し、店舗ではスタンプに見立てた機器でスマホに接触させれば決済が完了するという仕組みで、導入のしやすさが特徴です。長崎県の5つの島で使える地域通貨として利用された実績もあります。

ベイスターズではこの電子通貨に対してプレミアムの付与も検討しており、運用が始まれば「クラブベイスターズ」各店への来店動機として強く働くものと考えられます。

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日本のプロスポーツ界は、近年地域密着型のマーケティングを行うケースが増えています。地域の個店にとってもチームのブランド力を利用でき双方にメリットがあります。まずは地元のプロチームを見つけて応援に出かけてみてはいかがでしょうか。

日本経済新聞 5月29日(火)付 朝刊より
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31059880Y8A520C1L82000/