001

私、男ながらソフトクリームが好きでよく一人で買って食べてます。最近のソフトクリームは盛り付けもきれいで写真映えするようになっててインスタグラムなどで共有されるのを狙っているのだとか。私はどちらかと言うと味で選びますが。(写真のチョコレートソフトは美味しかった。)

インスタグラムというSNSはよく若い女性に支持を得ているといわれ、ファッションやスイーツなど女性向けのプロモーションによく使われています。事実、2016年4月のニールセンの調査によれば日本においてのインスタグラム利用者の男女比は男性39.4%女性60.9%と6割近くを女性が占めています。リクルートのPRプランナー永田典子氏は、男性ユーザが多いFacebookなどは事実を報告するメディアであり、それに対しインスタグラムはアップした人の好きなものやコトに共感を得るメディアであることから女性に支持を得ていると指摘しています。

--☆---★---☆---★---☆---


「報告」という言葉を岩波国語辞典で調べると「告げ知らせること、特に、任務・調査などを行った情況や結果について述べること。」とあります。すなわちそこにはある種の「任務や調査」といった自分の意思とかかわりがない目的が存在していることになります。

一方、「共感」と言う言葉は「他人の考え・主張に、全くそうだと感ずること」とあり他人からの意見や主張に対し、ある種・主体的に「共感」と言う形で向き合っていることが窺えます。

このことから女性の方が自由な意思を持ってSNSに接したいと考え、またそのように行動しているといえるのではないかと思います。

--☆---★---☆---★---☆---


私の周りでは、男性の起業家よりも規模は小さいながらも女性で起業をする方が多いように感じています。女性の方が自らの感覚を信じ、共感を得るスキルが高いといえるのかもしれません。しかし、既存の価値観が崩れつつある中、新しいビジネスを起こすには多くの人に共感を得られるセンスこそが求められているともいえます。

YOMIURI ONLINE 9月7日(木)付より
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170906-OYT8T50000.html