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木村拓哉が主演したテレビドラマ「華麗なる一族」が放送されたのは10年前のこと。キムタク演じる鉄平は高炉建設にあたって父親である大介(北大路欣也)の阪神銀行から融資を受けるもその後10%の減額を受ける。このことが鉄平の製鉄会社の倒産の伏線となり彼を自殺にまで追い込んでしまいました。

「華麗なる一族」の舞台ともなった神戸市では、米ベンチャーキャピタルと組み起業家育成プログラムを展開しています。昨年は参加した21社のうち半数が資金調達に成功。今年のプログラムの終盤では起業家が投資家に事業計画をプレゼンテーションし、資金調達を確たるものにするようサポートします。

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新たに事業を興す場合、そのための設備投資や研究開発費、販促費など様々な場面で多額の資金を要します。一方で、その事業が成功する確率は未知数であり投資する側も、事業の実現性を慎重に見極めることになります。

事実、金融機関の創業融資制度においては、一度審査を通すことに失敗すると、その事業に対する融資のチャンスは二度とないといわれています。そのため入念に事業計画を組み、事業の収益性、現実性を面談でプレゼンテーション仕切ることが求められます。

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自治体や地域の企業がそうした面で新たな起業家を支援するのは、新事業が域内で興ることで地域経済の活性化に帰することを期待するからにほかなりません。起業家の育成がこのさき50年、100年の街の発展のカギを握ることは間違いありません。

日本経済新聞近畿版 9月13日(水)付 朝刊より
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21035370S7A910C1960M00/