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五反田は渋谷から山手線で3駅先。東急東横線や田園都市線が行き交う渋谷とは少し雰囲気が異なり、たった3両編成の池上線の始発駅である五反田は家賃が安く人間臭い雰囲気を残しており、以前渋谷で催された友人の結婚式に大阪から来たときに五反田の安いビジネスホテルに泊まったのを思い出します。

なおかつ品川駅に近く、東海道新幹線や羽田空港へもアクセスがいいことからスタートアップ企業の集まる街として注目を集めており、このたび五反田に居を構える6つのスタートアップ企業が相互支援団体「五反田バレー」を設立し資金調達や人材確保の課題を相互に支援することとなりました。

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〇〇バレーというと一昔前に渋谷のビットバレーが注目を浴びていましたが家賃の高さなどからスタートアップ企業には敷居が高くなりつつあります。大阪にも西中島南方周辺のスタートアップ企業が集まった「にしなかバレー」が格安の家賃で借りられるコワーキングスペースを提供しており起業家たちのゆりかごとなっています。

スタートアップ企業が、一つの街に集積するのは家賃の安さだけが理由ではありません。起業後ある程度顧客の需要を得られるようになると、自社の持つ経営資源だけでは需要に応えきれなくなる時期が到来します。その時に様々な強みを持った他の企業と連携することができればさらに企業を大きく成長させられるメリットがあるのです。

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近年、自然豊かな環境が新しいアイデアを生み出すとして地方にサテライトオフィスを設けるIT企業も出てきています。その成功事例ともいえる徳島県神山町では複数の企業がサテライトオフィスを構えるようになってきています。このように多数の企業を誘致できるようになれば将来的に本社機能も含めた〇〇バレーが東京でなくてもできる日が来るかもしれませんね。

日本経済新聞首都圏版 7月31日(火)付 朝刊より
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO33585300Q8A730C1L83000/