変わりゆく世に面白く

中小企業診断士。ウエスト・アイ・ランドコンサルティング代表。会社員としてネットショップ支援業務に19年間従事の後山口県萩市へ移住。 地域おこし協力隊として従事しつつ独立。スモールビジネスとは何かを自ら実践しながら追求する。

2016年04月

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今日はゴールデンウイークの前半の中日。近所の公園では、子どもと遊んだり子どもを抱いて散歩するお父さんの姿もちらほら見かけました。こうした男性たちを「イクメン」などと呼びますが、職場での男性育児のサポートというのはまだまだ始まったばかりで、2014年度の男性育児休暇取得率はわずか2.3%にとどまるそうです。

そんな中、今日の日経新聞では男性の育児休暇取得を積極的に勧めている会社の事例を紹介していました。たとえばローソンでは、生後3か月まで5日間の育児休暇をとれる制度を設定し、担当の上司に取得を促すメールを送信しているそうです。さらには育児休暇明けには人事部から子どもの名前の入ったどら焼きがその職場に差し入れられ、周りの社員への理解にも気遣いをしているようです。

また、日本生命では「男性育休取得率100%」を掲げ、育休の最初の7日間を有給化するとともに対象社員には取得計画を提出させる施策を実施。千葉銀行でも「仕事も育児も!!すてきなパパ宣言」と題して上司に子育てに対してどうかかわるのか宣言をさせるようにし、本人に対しても育児への参加意識を高める取り組みをしています。

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女性は出産後の8週間が法定休暇として設定されているのに対し、これらの事例で示されている5日や7日といった期間は非常に短いものであるともいえます。しかし、東レ経営研究所の堀越学氏はこれらの取組に対しても「子どもが生まれたら男性も休むのが当たり前、という風土づくりにつながる」と評価しています。

裏を返すとまだまだ「男性が働き」「女性が子育てをする」というのが暗黙の了解となっている職場が多いということではないかと思います。男性が育児にかかわり、女性の負担が減れば女性の社会進出が進むというのが男性の育休取得の大きなメリットであります。

しかし、依然企業が仕事と育児の男女の役割分担について積極的に変革を求めないのは、女性の社会進出に対して「社会貢献の一環」くらいの動機しか見いだせていないとも言えるのではないでしょうか。

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女性の社会進出によって働き手の多様性が増し新しいアイデアが生まれる。男性の育児参加によりワークライフバランスが図られ生産性の向上につながる。こうしたことで実績を上げる企業が出てくることも他の追随を促す大きな誘引になるのではないかと思います。

日本経済新聞 4月30日(土)付 朝刊より
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO00153430X20C16A4TY5000?channel=DF130120166018&style=1 

真不错~とてもよい
错は错和(チョンボ)の错 間違いの意味
不错で間違いない。⇒良いの意味。
到羽田飞机场京急是不错! 

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私は、実はマイレージカードはANAしかもっていなくて、ほんの少しの株も持っているのでもっぱらANAびいきではあるのですが、それもJALというよき競争相手があってこその事。互いに競争しあってサービスの向上が図られるからこそ、日本を代表する航空会社として恥じぬ存在であり続けるのだと思います。

ところが、今はその競争のルールが少しいびつな恰好になっているようです。17年3月期のANAの連結純利益見通しは800億円。対するJALは1920億円でいずれも最高益を更新を更新する見込み。しかしその1000万円近い差は、公的資金注入による再建に伴う法人税の減免や減価償却の負担抑制によるものだそうです。
JALにはそうした優遇もある反面、競争で優位に立ちすぎないように新規路線や投資を制限させられる足枷をはめられています。

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すなわち現在の2者の関係は、政府によってJALには資金面の優遇を、ANAには他方への規制をあたえ参入障壁を作り競争回避をさせるという優遇を与えられた状態と言えます。

このいびつな競争状態は来年の4月には解消されることになっています。その間に、JALは優遇措置によって内部留保された資金を投資に向ける準備を進め、他方ANAはベトナム航空への出資やミャンマーでの合弁航空会社設立の準備をすすめるなどJALへの新市場への参入障壁をさらに高くする戦略をとっています。

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いわば、来年4月に政府の関与がなくなった後も異種格闘技戦のような形で競争が再開されることになるでしょう。とはいえ安全に対する手抜きや政治家への贈賄といった反則技なしに正々堂々と競争してもらいたいと思います。

日本経済新聞 4月29日(金)付 朝刊より
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO00262140Y6A420C1TJC000/ 

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わが高槻には何をかくそう「なでしこリーグ」で戦う「スペランツァ大阪高槻」というチームがあります。監督はガンバ大阪でもプレーした本並健治氏(非常にイケメン)。しかし、「なでしこJAPAN」で活躍するスター選手が数多くいる「INAC神戸」や「日テレベレーザ」に比べると財力も選手層も劣り、いつも2部リーグとの当落線上をうろつく成績です。それでも監督は2012年から本並氏に継続して任せられています。

そこから考えると、輝かしい実績を残してきたチームの監督を引き継ぐというのは相当なプレッシャーであるに違いありません。昨日、「なでしこJAPAN」の新監督に就任した高倉麻子氏は、選手としては79試合出場の30ゴールと女子黎明期を切り開き、指導者としても2014年にU-17女子ワールドカップで優勝を果たすなどの経歴の持ち主。日本サッカー協会の田嶋会長から「この人がいない」と太鼓判を押されながら大きな神輿の上に担ぎだされました。

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リーダーにカリスマ性を期待することは間々あることではありますが、それは大体の場合大きな変革を期待されてのことです。しかしながら、「なでしこJAPAN」の場合は、前任の監督がW杯優勝、オリンピック銀メダルとそれ以上の実績と(世間からみれば)カリスマ性を備えてしまったことから、大きな変革を起こそうとすることは並大抵のことではありません。

それだけに昨日の記者会見で高倉氏は「日本女子が積み上げてきたものに磨きをかけ、もっと高いところに選手を連れて行く」と述べ、従来の路線を大きく変えずにその延長線上で実績を上げていく考えを示しています。

しかしながら、アジアの中でも中国、韓国、北朝鮮と言った周辺国の実力が拮抗し始め、なでしこのサッカーも研究されつくされてきていることから、これから先も従来の戦い方が通用するかどうかはわかりません。
次のワールドカップまで3年、東京オリンピックまでは4年。時間はまだある中で、どこかで前任の監督を乗り越えて大きな変革を起こして、またぜひ日本中に感動を呼び起こしてほしいと期待しています。

日本経済新聞 4月28日(木)付 朝刊より
http://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO00191140Y6A420C1UU8000

黄金周~ゴールデンウイーク

中国国家法定放假是三天
日本的法定放假是四天 但是,黄金周是从二十九号到五月八号。某人的放假是十连假。
 

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