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私は月間の食費をいくらと決めていて、普段は予算より低めのものを食べて月末に余った分でちょっとだけいいものを食べるようにしてます。今日入った店の「鶏飯」は彩りもきれいだったので思わず写真にパチリ。こうして写真にとられてSNSに拡散されることを狙って盛り付けをするお店も増えていると聞きます。

訪日客の消費もSNSなどのメディアの影響は大きく、また日本人の好みとは異なるものが紹介されて、思ってもいなかったものが売れたりします。たとえば東京を中心に立ち食いそばを展開する「富士そば」は、名前が日本らしいということだけでガイドブックに紹介され外国人に人気が出ました。そのほか「サロンパス」や「サカムケア」といった大衆薬も中国の情報サイトで「神薬12」として紹介され人気が出ています。

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国内でメディアで取り上げられ注目を浴びるには、「プレスリリース」を流すというのが最もよくとられる手法ですが、海外向けのメディアにはあまり通用しません。訪日客に注目してもらうしかないようです。

訪日客に注目を浴びるポイントは「富士そば」のような「日本らしさ」があることや、「サカムケア」など海外では見られないニッチなものであるというのが条件であると言われています。

しかし、「日本らしさ」「ニッチ」であるだけでは十分ではなく、やはり日本のどこでも手に入る販売チャネルを持っていることも訪日客を捕えるには必要なことと言えます。

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地域の特産品をSNSなどのメディアを通じて海外の人に知らしめようとするには、さらに「写真映えがする」「リア充を体感できる」という付加価値が必要です。訪日客にもリピータが生まれ始め幸い東京・京都・大阪といった大都市以外にもインバウンド需要を取り込むチャンスが来ています。

海外需要も取り込み売上をアップさせるにはSNSなどのメディアを意識したマーケティングは必須であると考えられます。

日本経済新聞 8月29日(火)付 朝刊より
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO20483590Y7A820C1EA1000/